ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ピアノにはいくつかの種類があります。
大きく分けてアップライトピアノとグランドピアノ、そして電子ピアノの3つがあります。
これらのピアノの種類によって買取相場が大きく違ってきます。
今回はその違いについてご紹介していきます。
アップライトピアノ(特徴・特性)
日本の一般家庭で最も普及しているピアノと言えば、アップライトピアノでしょう。
アップライトピアノはグランドピアノよりも新しくて、グランドピアノの誕生から約150年後に登場しています。
ピアノの弦を縦に張ることで、グランドピアノに比べるとぐっとコンパクトになり、重さも2~3割軽いことが特徴です。
ピアノ買取市場で流通しているピアノの90%が、このアップライトピアノです。
アップライトピアノはその構造上、連打性など打弦機構の性能や音響特性においてグランドピアノに劣りますが、グランドピアノより安く、自宅でも設置しやすいこともあり、たくさんの一般家庭へ普及しました。特に日本で子供の情操教育の一環としてピアノのお稽古が盛んになったのも、アップライトピアノの出現によるものです。
ピアノ本体の色は、鏡面艶出し黒塗りタイプが’一般的ですが木目調のものや白などのタイプもあります。
色によって若干の査定額に差がでるようですが、買取業者によって基準が異なるようです。
日本製のアップライトピアノでは、ヤマハとカワイが有名です。
高さ112cmの背が低いクラスから、131cmの背が高く内部の音が響きやすい音質重視のものまで様々です。
アップライトピアノの買取相場
ヤマハ(YAMAHA)昭和40年製以降のアップライトピアノ:5~40万円
カワイ(KAWAI) 昭和40年製以降のアップライトピアノ:3~10万円
※昭和40年製以前のものだと1~4万円程度が相場のようです。
グランドピアノ(特徴・特性)
コンサートホールや高級ホテル、学校の体育館や音楽室などに置いてあるピアノがグランドピアノです。
個人では音楽を専門にしてる人やお仕事としてピアノを教えている人などが所有したりしています。
アップライトピアノと比較して、価格も高いですが、打鍵の強弱が音に反映されやすくダイナミックな演奏ができます。
あまり大きな音が出せなかったり、部屋が海外に比べてあまり大きくない日本の家庭事情を考えると、所有している方はアップライトピアノと比べるとかなり少ないです。
グランドピアノのサイズは、種類によって大きく異なり、奥行き150cmクラスのものから300cmクラスのものまであります。
ピアノ買取市場で流通している割合としては7〜8%ほどと少ないですが、グランドピアノの需要はアップライトピアノと同様に高いことから、高価な査定価格がつくことが多いようです。
ピアノ買取業者によっての査定価格もかなり差が出てきますので、1社だけでなく必ず複数社に買取査定を依頼することをおすすめします。
グランドピアノの買取相場
ヤマハ(YAMAHA)昭和40年製以降のグランドピアノ:10~70万円
カワイ(KAWAI) 昭和40年製以降のアップライトピアノ:8~50万円
※昭和40年製以前のものだと3~10万円程度が相場のようです。
電子ピアノ(特徴・特性)
電子ピアノは、アップライトピアノやグランドピアノと違って物理的な弦が無く、電子音源が内蔵されたピアノです。
そのため、鍵盤は強弱をつけられるものの、音を鳴らすためのスイッチとして機能しています。
物理的な弦が無いためとてもコンパクトで、しかもヘッドフォンをつなげて練習すれば完全に消音できるため、現在の日本の一般家庭において一番普及しているタイプのピアノです。
電子ピアノ買取の相場
メーカーやシリーズによって変わりますが、1~10万円程度が目安となります。
電子ピアノは電化製品となるため、グランドピアノ・アップライトピアノなどアナログ楽器よりも経年によって価格相場が大きく変わります。
発売年や説明書の有無などが買取価格に大きく影響してきます。
電子ピアノの買取相場や高く売るコツ、おすすめの買取業者を下記の記事をご紹介していますので合わせてチェックしてみてくださいね!
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