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ピアノ引取当日の流れと準備|搬出時間・費用・注意点

ピアノの買取が決まったあと、引取当日に何が起きるのかは意外と知られていません。作業員は何人来るのか、どのくらい時間がかかるのか、部屋のどこまで片づけておけばいいのか。

このページでは、ピアノ引取当日の流れと、前日までに準備しておくことを実務に沿って整理しました。搬出方法によって当日の進み方も費用も変わるため、自宅がどのケースに当たるかを事前に把握しておくと安心です。

ピアノ引取当日の流れ

おおまかには次の順で進みます。

①作業員の到着
アップライトピアノで2〜3名、グランドピアノで3〜4名が目安です。トラックを停める場所の確認から始まります。

②搬出経路の確認と養生
ピアノの設置場所から玄関、廊下、階段までの経路を確認し、壁や床、ドア枠に養生材を当てます。この作業を丁寧に行う業者は、住宅への配慮ができていると考えられます。

③ピアノの梱包
毛布やカバーでピアノを包み、脚やペダルなど突出部分を保護します。

④搬出
専用の台車やベルトを使って運び出します。

⑤トラックへの積み込みと固定
輸送中に動かないよう固定します。

⑥書類の確認と精算
契約書面の受け渡しと代金の精算を行います。その場で現金の業者もあれば、後日振込の業者もあります。

所要時間の目安

玄関から普通に運び出せる条件であれば、アップライトピアノで30分〜1時間程度が目安です。分解が必要な場合やクレーンを使う場合は、半日近くかかることもあります。

正確な所要時間は現場条件で変わるため、当日のスケジュールは余裕をもって空けておいてください。

立ち会いは必要か

原則として立ち会いが必要です。搬出前の最終確認、書類へのサイン、代金の受け取りがあるためです。

どうしても本人が難しい場合は、家族が代理で立ち会えるか、事前に業者へ確認してください。契約名義人と立会人が異なる場合、手続きに条件が付くことがあります。

引取当日までに準備しておくこと

①ピアノの上と周辺を空ける
ピアノの上に置いた写真立て、花瓶、メトロノームなどはすべて下ろしておきます。周囲1メートルほどの空間を確保できると作業が進みやすくなります。

②椅子の中身を出す
収納付きの椅子には楽譜が入ったままになっていることがよくあります。椅子も一緒に引き取ってもらう場合は必ず中を確認してください。

③鍵と付属品をまとめる
鍵盤蓋の鍵、取扱説明書、保証書、調律記録。揃っていると評価につながることがあります。

④搬出経路の片づけ
玄関までの通路にある家具、自転車、傘立てなどをどかしておきます。廊下が狭い場合は、通行の妨げになるものを事前に別室へ移してください。

⑤壊れ物・貴重品の退避
経路沿いの棚に置いてある割れ物は、当日だけ別の場所に移しておくと安心です。

⑥駐車スペースの確保
トラックを停める場所が必要です。前面道路が狭い場合や、コインパーキングを使う必要がある場合は、事前に業者と相談しておきます。

⑦近隣への配慮(集合住宅の場合)
搬出時に共用部を使うため、管理人や管理組合への連絡が必要なことがあります。エレベーターの養生手配が要るマンションもあります。

搬出方法は大きく3パターン

自宅の条件によって搬出方法が変わり、それに応じて作業時間と費用の扱いも変わります。

方法条件費用の扱い
通常搬出玄関・廊下を通して運び出せる買取額に含まれるのが一般的
分解搬出階段や廊下が狭く、そのままでは通らない別途費用がかかることがある
クレーン・吊り下げ2階以上でベランダや窓から出す必要がある別途費用がかかることが多い

①通常搬出

1階に設置されていて、玄関まで台車で運べる条件です。最も短時間で終わります。多くの専門業者はこのケースの搬出・運送費を買取額に含めて提示します。

②分解搬出

アップライトピアノは、上前板・下前板・鍵盤蓋・脚・ペダル部などを外して軽量化できます。階段が急、廊下の曲がり角が狭い、といった場合に用いられます。

分解と再組立の手間がかかるため、追加費用が発生することがあります。ピアノを傷めるのではと心配される方もいますが、専門業者にとっては日常的な作業です。

③クレーン・吊り下げ搬出

2階以上に設置されていて階段から出せない場合、ベランダや窓から吊り下げます。クレーン車の手配が必要になるため、費用は3パターンの中で最も大きくなります。

前面道路の幅、電線の位置、クレーン車を停める場所によってはそもそも実施できないことがあります。この場合は分解搬出や、手作業での吊り下げに切り替わります。

自社でクレーン車を保有している業者は外注費が発生しないため、査定額から差し引かれる金額が小さくなる傾向があります。搬出条件が難しい場合は、この点も業者選びの判断材料になります。

マンション・2階からの搬出で確認すること

①エレベーターに入るか
アップライトピアノは高さ120〜130cm、幅150cm前後、重量200kg超が一般的です。エレベーターの内寸と積載重量を確認してください。

②管理組合への申請
共用部を使う作業のため、事前申請が必要なマンションがあります。搬出日の1〜2週間前には管理会社に確認しておくと安心です。

③養生の範囲
エントランス、エレベーター内、共用廊下の養生が求められることがあります。誰がどこまで養生するかを業者と共有しておきます。

④作業可能な時間帯
騒音や共用部の占有について、時間帯の制限があるマンションもあります。

当日に起こりやすいことと対策

搬出できないと言われた

経路の幅、エレベーターのサイズ、道路条件などで当日に判明することがあります。事前に設置場所と経路の写真を送っておくと、この事態はほぼ防げます。設置場所、部屋から玄関までの経路、階段の幅、前面道路の4点を撮って共有しておきましょう。

追加費用を提示された

分解やクレーンが必要になった場合に発生します。契約前に「どういう条件でいくら追加になるのか」を確認しておけば、当日の想定外を減らせます。

壁や床に傷がついた

養生をしていても、まれに起こります。搬出前に経路まわりの状態を写真に撮っておくと、後から「元からあった傷か」を判断できます。傷が生じた場合は、その場で業者に伝えてください。

金額が変わった

事前情報と実物に差があった場合に起こります。対応の詳細はピアノの査定額を当日下げられたら|減額の理由と断り方にまとめています。

引取が終わったあとにすること

①部屋の状態を確認する
ピアノがあった場所の床の凹み、壁の傷、日焼けによる色の差を確認します。長年置かれていた場所は変色していることが多いので、原状回復が必要な賃貸では早めに把握しておきます。

②書類を保管する
契約書面はクーリング・オフの期間が過ぎるまで必ず保管してください。出張買取は契約書面を受け取った日から8日以内であれば解約できます。詳しくはピアノ買取のクーリング・オフをご覧ください。

③代金の入金を確認する
振込の場合、約束された期日に入金されたかを確認します。入金がない場合は契約書面をもとに連絡してください。

ピアノ引取に関するよくある質問

Q. 引取当日、作業は何人で来ますか?
アップライトピアノで2〜3名、グランドピアノで3〜4名が目安です。搬出条件によって増えることもあります。

Q. 搬出にどのくらい時間がかかりますか?
玄関から普通に運び出せる条件であれば、アップライトで30分〜1時間程度が目安です。分解やクレーンが必要な場合は半日近くかかることもあります。

Q. 立ち会いは必要ですか?
原則として必要です。搬出前の確認、書類へのサイン、代金の受け取りがあるためです。代理での立ち会いが可能かは事前に確認してください。

Q. 2階にあるピアノはどうやって出しますか?
階段から出せる場合は分解搬出、出せない場合はベランダや窓からの吊り下げになります。前面道路の条件によってはクレーンが使えないこともあります。

Q. 搬出費用は買取額に含まれますか?
多くの専門業者は通常搬出の費用を買取額に含めて提示します。ただしクレーンなどの特殊作業は別途になることがあるため、契約前に確認してください。

Q. 引取当日にキャンセルできますか?
契約書面を受け取った日から8日以内であればクーリング・オフができ、その期間中はピアノの引渡しを拒むこともできます。

準備しておけば当日は短時間で終わります

ピアノの引取は、条件さえ整っていれば1時間ほどで完了します。当日に慌てないために大事なのは、設置場所と搬出経路の写真を事前に共有しておくこと、そして追加費用が発生する条件を契約前に確認しておくことの2点です。

ショパン子
ショパン子
査定額は買取業者の在庫事情で常に変動しています。だから査定のタイミングで買取額が大きく変わることもあるんです。

ご紹介した買取価格は、あくまでも相場です。

実際に買取業者から出てくる金額は、買取業者によってバラバラ。

 

どこよりも高値で買います」「他店より高価で買取!」といったキャッチコピーをよく見かけますね。

ですが、鵜呑みにしてはいけません。

 

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