ピアノ買取の基礎知識

ピアノ買取のクーリング・オフ|8日以内の手続きとハガキの書き方

ピアノの出張買取は、契約したあとでも8日以内であれば無条件で解約できます。理由を説明する必要はなく、違約金もかかりません。

このページでは、ピアノ買取のクーリング・オフの適用条件、期限の数え方、通知はがきの具体的な書き方、そしてすでにピアノを持ち去られた場合の対応までをまとめました。

ピアノの出張買取はクーリング・オフできる

業者が自宅に来てピアノを買い取る取引は、特定商取引法の「訪問購入」にあたります。訪問購入にはクーリング・オフ制度があり、売った側があとから契約をなかったことにできます。

なお、自動車・家電・家具・書籍・有価証券・CD/DVD/ゲームソフトなどは適用除外品目とされていますが、ピアノはこれらに含まれません

適用されないケース

  • 自分から店舗に持ち込んで売った場合
  • ネットのフリマアプリやオークションで個人間取引した場合
  • 事業者として契約した場合

自宅に来てもらって査定・売却したのであれば、こちらから依頼した場合でもクーリング・オフの対象です。

期限は「書面を受け取った日」から8日

起算日は契約した日ではなく、申込書面または契約書面のうち、早いほうを受け取った日です。その日を1日目として数えて8日目までが期限になります。

たとえば6月1日に書面を受け取ったなら、6月8日までが期限です。土日祝日も含めて数えます。

期限の起算が遅れるケース
業者が法定の書面を渡していない場合、記載内容に不備がある場合、あるいは威迫や嘘の説明によってクーリング・オフを妨げられた場合は、8日を過ぎてもクーリング・オフできます。「もう8日過ぎたから無理」と諾める前に、消費生活センターに相談してください。

クーリング・オフは必ず書面で

電話だけでは証拠が残りません。「言った」「聞いていない」の争いを避けるため、はがきまたは内容証明郵便で通知します。電子メール等の電磁的方法も認められていますが、確実さを考えるならはがきが手軽で確実です。

はがきに書く内容

  • 「契約を解除します」の一文
  • 契約年月日
  • 買取業者の名称
  • 担当者の氏名
  • 商品名(ピアノのメーカー・型番)
  • 契約金額
  • 自分の氏名と住所
  • 通知を出す日付

記入例

通知書
下記の契約を解除します。
契約年月日:○年○月○日
商品名:アップライトピアノ(○○○○ 型番○○)
契約金額:金○○○○○円
買取会社名:株式会社○○○○
担当者氏名:○○ ○○
支払った代金○○○○○円を返還し、商品を返してください。
○年○月○日
住所:○○県○○市○○町○―○―○
氏名:○○ ○○

出すときの注意点

①両面をコピーして保管する
出す前にはがきの表と裏をコピーまたは撮影しておいてください。

②簡易書留または特定記録で送る
郵便局の窓口で手続きし、受領証を必ず受け取って保管します。これが「8日以内に出した」証拠になります。

③期限内に「発した」ことが基準
相手に届いた日ではなく、発信した日で効力が生じます。8日目に出せば間に合います。

すでにピアノを持ち去られている場合

クーリング・オフすれば、業者はピアノを返す義務を負います。返還にかかる費用も業者負担です。

ただし実際には、転売されてしまうと取り戻すのが難しくなります。だからこそ重要なのが次の制度です。

引渡しの拒絶が認められている

訪問購入では、クーリング・オフができる8日間は、ピアノの引渡しそのものを拒むことができます。契約したあとでもです。

迷いがあるうちは渡さない。これが最も確実な防御です。契約当日にその場で搬出されそうになったら、「クーリング・オフ期間中なので引渡しは待ってください」と伝えてください。

また業者には、引渡しを受ける際にクーリング・オフできることを告げる義務があります。

困ったときの相談先

手続きに迷ったとき、業者が応じないときは、消費者ホットライン「188」に電話すると最寄りの消費生活センターにつながります。契約書面、やりとりの日時、担当者名を手元に置いて相談するとスムーズです。

そもそもクーリング・オフを使わないために

その場で契約しないことが一番です。複数社の金額を並べてから判断すれば、解約手続きをする状況自体が起きにくくなります。

ショパン子
ショパン子
査定額は買取業者の在庫事情で常に変動しています。だから査定のタイミングで買取額が大きく変わることもあるんです。

ご紹介した買取価格は、あくまでも相場です。

実際に買取業者から出てくる金額は、買取業者によってバラバラ。

 

どこよりも高値で買います」「他店より高価で買取!」といったキャッチコピーをよく見かけますね。

ですが、鵜呑みにしてはいけません。

 

ピアノの在庫状況など、ピアノ買取各社の事情で時期によって査定額が変動するからです。

ピアノを少しでも高く売りたいなら、まずは複数社に見積してもらうことが大切です。

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